未病治
東洋医学の本来の目的は
未病治です。
未病治とは、まだ病気になっていない状態を治す。ということです。
「症状が出てからでないと、鍼治療を受けれないのですか?」
と、よく患者さんから質問を頂きます。
そんなことはありません。
“譬(たと)うれば猶(なお)渇して井を穿(うが)ち、闘(とう)して錐(きり)を鋳(い)るがごとし、亦た晩(おそ)からずや。”
『素問・四気調神大論篇』
これを簡単に訳すると、
「喉が渇いてから井戸を掘ったり、戦いが起こってから武器を作っても遅い」と
文献に記載があります。
つまり、病気が起こってから何か対策をしても遅いということです。
現代では健康診断や人間ドックなど、
検診によって自覚の無い病気を早期に発見出来ますが、
やはり日々の生活習慣に気をつけなければいけませんね。
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