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2015年07月07日

季節の養生法

『黄帝内経』の記述を、まとめてみました。参考までに。

春(立春~立夏)…万物が生まれる時期。 
・夜は遅めに寝て、朝は早く起きる。
・活動的にして、抑制的態度は相応しくない。
・ゆったりと散歩し、髪を解きほぐし、身体をのびやかにし、心持ちは活き
 活きと生気を充実させる。
       ⇓これに反すると…
     肝を傷つける。

西洋医学の肝臓…胆汁の分泌(消化を促進)、解毒作用。
東洋医学の肝…疏泄、蔵血を主る。

夏(立夏~立秋)…万物が繁栄する時期。
・夜は遅く寝て、朝は早く起きる。
・夏の暑さを嫌うことなく、気持ちを開放的にし、外へ出るのを楽しむ。
・怒ってはいけない。
       ⇓これに反すると…
     心を傷つける。

西洋医学の心臓…ポンプ作用(血液を血管に運行させる)。
東洋医学の心…血脈、神志を主る。

秋(立秋~立冬)…万物が成熟し、収穫の時期。
・早寝早起き。(鶏とともに寝起きする)
・気持ちを穏やかにし、出しゃばらないようにする。
       ⇓これに反すると…
     肺を傷つける。

西洋医学の肺臓…ガス(空気)交換。
東洋医学の肺…呼吸、宣発・粛降、通調水道を主り、経脈を管理調節。

冬(立冬~立春)…万物の生活機能が潜伏閉蔵する時期。
・夜は早く眠り、朝は遅く起きる。(日の出、日の入りとともに寝起きする)
・むやみに活動しないようにし、寒さを避け、温暖に保ち、汗を出さないよ
 うにする。
      ⇓これに反すると…
     腎を傷つける。

西洋医学の腎臓…尿を生成。
東洋医学の腎…発育と性機能を調節し、体内の水分代謝、納気を主る。

*つまり人間は、四時の気候変化に必ず適応しなければならない。
自然と人間は一見、別々に存在しているようであるが常に一体です。
まずは、薬に頼る前に生活習慣の見直しを!




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Posted by ゆあん鍼灸治療院 at 11:09│Comments(0)健康
 
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浦添市出身の女性鍼灸師です。
明治鍼灸大学を卒業後、
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